皆さんはお店で買ってきた生のお肉をパックのままで
冷凍保存するのはNGだとご存知でしたか??
実はお肉ごとに最適の冷凍方法と、
よりお肉を美味しく食べられるような解凍方法が存在するんです。
今回はなぜ生のお肉をパックのまま冷凍するのが駄目なのか、
そして色々なお肉のおすすめの冷凍&解凍方法をご紹介します!
なぜお肉をパックのまま冷凍するのがNGなのか
お肉をパックのまま保存するのが駄目な理由は、
食材の周りに空間ができたまま冷凍することで
肉が空気に触れて酸化したり風味が落ちてしまうからです。
こうなるとお肉の味が落ちてしまうだけでなく、
雑菌なども繁殖しやすくなってしまうので注意です。
お肉の正しい冷凍方法
それではお肉はどのように冷凍するのがいいのでしょうか。
お肉は空気に触れてしまうと酸化が進んで、冷凍焼けという状態になってしまいます。
ですのでお肉はサランラップなどで空気がを入れないように厳重に包み、
さらにジップロックなどに入れて保存するのが良いでしょう。
また今回は豚肉・牛肉の細切れ、鳥ささみ、ひき肉などの
各お肉用のオススメの冷凍方法をご紹介します。
豚肉・牛肉の細切れ
豚肉や牛肉の細切れ肉は、表面積が大きいため、
その分空気に触れる部分が多く、酸化しやすいお肉です。
ですのでしっかりと空気からお肉を遮断して冷凍しましょう。
① まずキッチンペーパーでお肉の水分を拭き取る
② 使いやすい分量に分けて、ラップで空気が入らないように包む。
③ ラップで包んだものをさらにアルミに包んで保存する。
→もしその日に使うのであればチルド室に保存する。
忘れないようにアルミの上から消費期限などを書いておくといいでしょう。
また細切れ肉は塩を入れたお湯などで加熱した上で保存すると、長期保存が可能になります。
鳥ささみ
ササミは鶏肉の中でも、かなり多くの水分を含む部位です。
水分をしっかりと拭かずに保存してしまうと臭みが出るので要注意です。
① 買って帰ってすぐに少量の酒を振って、2分ほど置く。
② 肉の水分をキッチンペーパーで拭き取る。
③ 肉の筋を取り、1つずつラップでしっかり包む。
④ さらにアルミで包んで冷凍。
→その日に使うのであればチルド室!
酒蒸しにした上で、裂いて冷凍すると長持ちします。
またササミではなく、鶏モモ・鶏胸肉も同様の冷凍方法で大丈夫です。
ひき肉
ひき肉はお肉の中でも大変傷みやすいお肉です。
① 買って帰ったらすぐに、使う量ごとにラップでしっかりと包む。
② さらにアルミホイルで包んで冷凍保存。
→その日につかのであればチルド保存!
さらに肉は加熱すると雑菌・カビ類がほとんど死滅して変質が止まるので、
傷みやすいひき肉は加熱した上で冷凍保存するのもオススメです。
また、それぞれのお肉の冷凍期限は2~3週間以内がオススメです。
特に水分量を多く含む鶏肉であったり、
傷みやすいひき肉などは1~2週間で消費してしまうのがいいかもしれません。
お肉を美味しく食べるための解凍方法
続いて冷凍したお肉を解凍するコツについてです。
実はなるべく美味しい状態で食べるためには、
・常温での自然解凍
・水で洗い流す流水解凍
・電子レンジの解凍モードでの解凍
は全て間違いの解凍方法なのです。
というのも、皆さんはお肉から赤い血のようなものが出てくるのを見たことがあると思いますが、
これは「ドリップ」というお肉の旨味成分なんですね。
お肉を美味しく食べるにはこのドリップをなるべく
流出させないように解凍することが大事なのですが、
上記の3つの方法ではどれもドリップを多く流出してしまいます。
ではどうすればこのドリップを極力流出させずに、
お肉を美味しいまま解凍することができるのか?
まず一つに、お肉を冷凍室から冷蔵室に移す解凍方法があります。
冷凍庫から冷蔵室に移すだけです。
常温ではなく低温での自然解凍ですね。
そして次に、冷凍された状態でそのまま火に通す方法です。
お肉を加熱して料理する場合は、冷凍かもしくは半解凍状態のまま火を通した方が、
お肉のドリップや水分が抜けにくく、パサつきも防げるのでオススメです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
お肉は正しい冷凍方法と解凍方法を知ることで、
食べた時の安全度や味が全く異なってきます。
ぜひお肉を買ってきて調理する際は、
以上のことを参考にしてみてください!